

商業施設や学校などの床工事を発注する際、下地工事と仕上げ工事を別々の業者へ依頼するケースは少なくありません。コストを抑えやすい一方、不具合発生時に責任の所在が曖昧になったり、業者間の調整に追われて工期が延びたりするリスクも潜んでいます。
特に床工事は、下地の精度がそのまま仕上がりを左右する繊細な工程。発注方式の選び方ひとつで、現場の進み方や最終的な品質、施工管理の負担までもが大きく変わってきます。
この記事では、床工事を分離発注した際に起こりやすいリスクを整理しつつ、下地から仕上げまで一貫して任せた場合の工期短縮や施工管理面のメリットを解説します。発注方式に迷っている方が、自社プロジェクトに適した選択を判断できる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

床工事の発注方式は、大きく「分離発注」と「一貫施工」の2つに分かれます。仕組みも管理体制も異なるため、まずは両者の違いを押さえることが大切。
ここでは、それぞれの定義や床工事における意味合いを整理していきます。
分離発注とは、ひとつの工事を工種ごとに分け、それぞれ別の業者と直接契約する発注方式のこと。
床工事でいえば、置き床などの下地工事をA社、フローリングなどの仕上げ工事をB社へ、というように個別に依頼するイメージです。
中間マージンを抑えやすい反面、業者間の工程調整や現場管理は発注者自身が担うため、専門知識と労力が求められる方式といえます。
一貫施工は、床下地工事から仕上げ工事までを1社が責任を持って手がける方式。
窓口が一本化されるため、発注者の連絡や調整の手間が大幅に減るのが特徴です。
同じ会社の中で工程が引き継がれるため、下地の状態を踏まえた仕上げ判断ができ、現場連携もスムーズ。
工期や品質の安定を重視する場合に選ばれやすい方式です。
床は、毎日人が歩き、家具や機器の重みを受け続ける場所。
下地に不陸や強度不足があると、フローリングの浮きやタイルの剥がれといった不具合に直結します。
※下地の不陸:壁や床、天井の表面などが平らではなく凹凸や波打ち、傾斜が生じている状態
下地と仕上げは切り離せない関係にあるため、発注方式を分けるとこの連動性が損なわれやすくなる点に注意が必要です。

コスト削減を期待して分離発注を選んでも、思わぬトラブルでかえって負担が増えてしまうケースがあります。
床工事の現場で実際に起こりやすい代表的な4つのリスクを取り上げ、内容を整理していきます。
分離発注で最も起こりやすいのが、不具合発生時の責任の押しつけ合い。フローリングに浮きが出ても、下地の不陸が原因か仕上げ施工の問題か、業者によって主張が食い違うことがあります。
発注者が両社の言い分を聞きながら原因を切り分けねばならず、対応が長期化する原因に。補修対応の調整に時間とコストが余分にかかるケースも珍しくありません。
床工事は、下地完成から仕上げ着手までに養生や乾燥の時間が必要なことも。
分離発注では、こうした工程の段取りを発注者自身が把握し、各業者へ指示を出す必要があります。
「下地はいつ終わるのか」「仕上げ業者はいつから入れるのか」を正確に押さえるには内装工事の知識が不可欠であり、本業を抱えながら施工管理まで担うのは想像以上の負担となるでしょう。
分離発注の場合、業者間の連携不足で下地工事の完了から仕上げ着手までに空白期間ができることも珍しくありません。
施工不備が見つかれば調整しなおしが必要となり、手戻りで工期はじわじわ延びていきます。
商業施設のオープン日や学校の長期休暇期間など、稼働日が決まっている現場では、こうした遅延が致命的なリスクに直結することも。
業者の数が増えれば、見積書や契約書、請求書のやり取りも比例して増加。
書類管理や支払い処理の事務工数がかさみ、社内担当者の負担となるケースも少なくありません。
中間マージン削減という当初のメリットも、手戻りや管理工数が膨らめば相殺されてしまうため、トータル視点での比較が重要です。

分離発注のリスクをまとめて解消できるのが、下地から仕上げまでを1社に任せる「一貫施工」です。
発注者にとって特に大きい4つのメリットは以下の通りです。
下地と仕上げを同じ会社が手がけていれば、不具合発生時に責任の切り分けは不要。
発注者がトラブル対応に時間を割く必要もなく、補修対応もスムーズに進みます。
一貫施工なら、下地工事を担当した会社がそのまま仕上げ工程まで対応。
下地の状態や注意点を社内で共有できるため、確認や引き継ぎに時間を取られません。
業者間の調整に伴う待機時間が大幅に減り、トータルの工期短縮に直結します。
床仕上げの品質は、下地の状態によって大きく左右されるもの。
下地の精度や湿気の状況を直接確認したうえで仕上げ材を選定・施工できるのは、一貫施工ならではの強みです。
接着剤や貼り方の調整も柔軟に対応でき、長期にわたって美しい床面を保ちやすくなります。
見積依頼、打ち合わせ、進捗確認、支払い処理。
これらすべてを1社とのやり取りで完結できるのが、一貫施工の大きな魅力。
本業と並行して工事窓口を担う立場の方にとって、煩雑な調整から解放されることは大きなメリットといえます。

ここまで解説してきた一貫施工のメリットを、実際の現場で形にしているのが株式会社ミヤガワです。
床工事専門の会社として、下地から仕上げ、補修・メンテナンスまで自社で対応できる体制を整えています。
ミヤガワは、置き床・際根太工事・OAフロア工事といった床下地工事から、フローリング・タイルカーペット・フロアタイルなどの仕上げ工事まで、床工事の全工程を自社で手がけています。
対応している主な工事は次の通り。
下地から仕上げまで一気通貫で任せられるため、ワンストップでの依頼が可能です。
対応施設の幅広さもミヤガワの特徴。集合住宅、教育施設、公共施設、オフィス、商業ビルなど、多様な建物の床工事に対応しています。
代表的な施工事例には次のようなケースがあります。
用途や使用環境に応じて最適な床仕様を提案できるのは、現場経験を積み重ねてきた専門会社ならではの強み。
建物の規模を問わず、安心して相談できる体制が整っています。
施工後のフローリング研磨や再塗装、木質材・アルミ材の補修工事まで、メンテナンス領域もミヤガワにまとめて依頼可能。
施工した会社が建物の床構造を知っているからこそ、修繕時の調査や対応がスムーズに進みます。
長期にわたって相談できるパートナーがいる安心感は、施設運営にとって心強い要素となるでしょう。
床工事を分離発注すると、責任の所在が曖昧になったり、工程調整の負担が増えたりとさまざまなリスクが発生します。
工期遅延やコスト管理の複雑化につながり、発注者の負担が大きくなるケースも少なくありません。
一方、下地から仕上げまで1社に任せる一貫施工なら、責任の明確化、工程連携によるスピード、品質の安定、窓口一本化による管理負担軽減という4つのメリットがまとめて手に入ります。
発注方式の選び方は、決して軽視できないポイント。
株式会社ミヤガワは、埼玉県さいたま市を拠点に床工事の専門会社として、下地から仕上げ、補修・メンテナンスまで一貫対応してきた実績があります。
商業施設、公共施設、体育館、オフィスなど幅広い現場に対応しており、お客様の課題に寄り添った提案が可能です。
床工事の発注方式でお悩みの方、信頼できる協力会社をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
埼玉の床工事は床工事専門の株式会社ミヤガワへ
〒330-0062
埼玉県さいたま市浦和区仲町4-15-12
TEL:048-816-5888
9:00~18:00