

内装工事を進めるうえで意外と迷いやすいのが、「床を先に施工するのか、それとも壁を先に仕上げるのか」という工事の順番です。
この順序の違いは「床先行」「壁先行」と呼ばれます。
本コラムでは、床先行・壁先行それぞれの特徴とメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
内装工事では、床と壁のどちらを先に施工するかによって「床先行」「壁先行」という2つの考え方に分かれます。
内装工事では、天井→壁→床が基本ですが、床先行工法は二重床の施工後に壁を施工するため、施工環境やリフォーム内容に応じて採用されています。
集合住宅や賃貸物件などは遮音規定の観点からも工法の選択が必要です。
床先行とは、先に二重床の下地を設置してから、床の上に間仕切りを載せていく工法です。
床下地の剛性が高まり、リフォームの際など後々の間仕切りの変更や移動が容易です。
間取りの変更やリフォームのしやすさなど、将来変更の自由度を重視する場合に適した工法です。
■壁先行とは
壁先行は、先に居室ごとの間仕切り壁を設置し、その後に二重床を施工する方法です。
リフォームを行う際に間取りを変えるなど壁を動かす場合は床も伴って施工が必要となります。。
施工安定性や居室区画に適しています。
床先行・壁先行のどちらが正解というわけではなく、どちらにもメリット・デメリットがあります。
内装工事の品質を高めるためには、それぞれの特徴を理解し、現場に合った方法を選択することが重要です。

床先行は、リフォームや将来間取り変更を見据える場合に多く採用される施工方法です。
一方で、後工程との兼ね合いには注意が必要です。
床下まで間仕切りがされていない為、配管・配線を納められます。その為作業中の安全性が向上します。
床全体を一体として施工できるため、材料の切断作業が減り、施工の効率が高く、端材も少なくなり材料の無駄が少なくなります。
将来の間仕切り変更が容易でリフォーム対応に優れています。
上下階の床衝撃音の遮断性能も安定しやすいとされています。
■床先行のデメリット
間仕切りの壁の位置決めが必要な為、隅出しを二度行う必要があります。
隣室と床下がつながっている為、音のし移動が伝わりやすいです。
施工をする際、仕上げ材の厚みによって床段差の調整が必要になります。
壁の柱の間隔を広くすると壁がいの切れや変形のリスクがあるため、柱の間隔は狭くした方が良さそうです。その分材料費はかかります。

一般的には壁先行工法が標準とされています。
床下まで間仕切りがされている為、床下からの音の回り込みや下地材を通じた振動は伝わりにくいです。その為隣室への遮音性が高ります。
リフォーム時に床だけを張り替えたい場合、壁を壊す必要がありません。
各部屋が小さく区切られる為、含水率の変化による木質材料の伸縮の量が小さく、後々問題になりにくいといわれています。
間仕切り壁に挟まれた廊下などに配管や配線が集中し二重床が施工されるため、施工中歩行が困難になることがあります。
狭い空間での根太やベースパネルの切断作業が増えすため、施工ペースが低下する傾向があります。
リフォームで壁を撤去したり移動したりする際、壁が床に食い込んでいる為、床も一緒に解体して施工し直す必要があります。

床先行・壁先行にはそれぞれ異なる特徴があり、どちらか一方が常に正解というわけではありません。
床先行・壁先行の選択は、使用する仕上げ材だけでなく、建物の構造や工事内容によっても左右されます。
新築工事かリフォーム工事か、また居住中か空室かによっても最適な施工順は異なります。
居住中のリフォームでは、作業中の安全性や汚れ防止の観点から壁先行が向いている場合があります。
一方、空室での工事や全面改修では、床の納まりを重視して床先行を採用するケースも少なくありません。
内装工事をスムーズに進め、完成後のトラブルを防ぐためには、工程ごとの特徴を理解したうえで施工順を決めることが重要です。
床工事・内装工事に精通した専門業者と事前に相談し、現場に合った施工方法を選ぶことで、仕上がりの美しさと満足度の高い内装工事につながります。
床先行・壁先行は、内装工事の仕上がりや施工性に大きく関わる重要なポイントです。
どちらか一方が常に正解というわけではなく、使用する床材・壁材、工事の規模、居住中か空室かといった状況を踏まえて判断することが大切です。
施工順を事前に整理し、現場に合った方法を選ぶことで、仕上がりの品質向上やトラブル防止につながります。
株式会社ミヤガワでは、内装工事全体の流れや現場条件を踏まえたうえで、床先行・壁先行それぞれの特性を活かした施工をご提案しています。
新築・改修を問わず、内装工事の進め方でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
埼玉の床工事は床工事専門の株式会社ミヤガワへ
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