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LGS(軽量鉄骨)工事とは?その用途とメリットについて

LGS(軽量鉄骨)工事とは?その用途とメリットについて

建物の間仕切りや天井の骨組みを考えるとき、軽量で耐久性のある素材を選びたいものです。
そこで注目されるのがLGS(軽量鉄骨)工事です。
LGSは「軽量鉄骨」を使用する工法で、住宅やオフィスのリフォーム、店舗改装など、さまざまなシーンで活躍しています。
施工はスピーディーで仕上がりも美しく、耐震性や耐火性といった安全面でも高く評価されています。
本コラムでは、LGS工事の具体的な用途やメリットをわかりやすく解説します。

目次

LGS(軽量鉄骨)工事とは?

LGSとは「Light Gauge Steel」の略で、日本語では軽量鉄骨と呼ばれます。

木材より軽いのに高い強度を持つのが大きな特徴です。

そのため耐震性や耐久性に優れ、長く使える内装づくりに適しています。

LGS工事は住宅リフォームだけでなく、オフィスや商業施設でも広く利用されており、壁や天井の骨組みをしっかり支える役割を果たします。

木材に比べて変形や収縮が少なく、設計図通りに美しい仕上がりを実現できる点も、多くの現場で選ばれる理由のひとつです。

さらに、LGSはリサイクル性が高く、環境にもやさしい素材として注目されています。

 

 

 

LGS(軽量鉄骨)の用途は住宅から大型施設まで幅広い

LGS工事は、軽くて丈夫な鉄骨を使う工法で、住宅からオフィス、店舗、大型施設まで幅広く活用されています。具体的には以下のような用途があります。

 

住宅

新築やリフォームの際に、壁や天井の下地、間仕切りの骨組みとして利用されます。

軽量で施工が早く、耐震性や耐火性にも優れているため、安心して住まいをつくることができます。

 

オフィスや商業施設

パーテーションや間仕切り、天井や壁の下地などに使用されます。

レイアウト変更やデザイン性の高い空間作りにも対応でき、施工効率の高さも魅力です。

 

店舗や施設

カフェ、飲食店、美容院、病院、学校などで、天井や壁の骨組みとして活用されます。

強度があるため、長期間安定した構造を維持できます。

 

耐震・耐火対策

軽量でありながら高い強度を持ち、耐震性や防火性にも優れているので、安全性が求められる建物でも安心して利用可能です。

 

大型施設や特殊空間

展示会場、倉庫、工場など、大きな空間の骨組みや仕切りにも活用されます。

鉄骨の軽量性と施工効率の高さが活かされます。

 

 

LGS(軽量鉄骨)工事の6つのメリット

LGS(軽量鉄骨)工事の特性を活かすことで、快適で効率的な空間づくりが可能です。

 

1.工事期間の短縮

鉄骨は丈夫ながら軽いため、工事が短期間で完了します。施工中の負担も少なく、作業効率が高いのが特徴です。

 

2.高い耐久性・耐震性

軽量ながら強度があり、建物の骨組みとして長期間安定します。耐震補強や地震対策にも有効です。

 

3.デザインの自由度が高い

間仕切りや壁、天井の形状を自由に設計できるので、オフィスや住宅、店舗など用途に応じた空間作りが可能です。

 

4.高い防火性

鉄骨は燃えにくいため、住宅や施設の耐火性向上に役立ちます。安全面で安心できる工法です。

 

5.長期的に安定した品質

木材のように湿気やシロアリの影響を受けにくく、長期にわたり強度を維持できます。

 

6.施工の柔軟性

部材を現場でカット・調整できるため、既存の建物に合わせた施工や複雑な形状の空間にも対応可能です。

 

 

壁のLGS(軽量鉄骨)工事に使用する部材について

     

    ランナー

    ランナーとは、間仕切り壁の下地を施工する際に、上下に取り付けられるスタッド(間柱)を垂直に立てるためのレールの事です。

     

    スタッド

    間仕切壁下地で用いられるスタッドとは、上下のランナーに差し込み、垂直に建てる間仕切壁の柱のことです。

    大きく分けて2種類あります。一般的なコ型のスタッド、対するもう一つは、ロ型のスタッドです。

    ロ型のスタッドは、角スタッドと言われ施工が簡略化された材料で使用部材を少なく出来ます。強度確保のため、形状がロ型となっています。

     

    振れ止め

    振れ止めはスタッドの横揺れを防ぐ役割を持っていて、スタッドを連結する水平材です。

     

     

    スペーサー

    スペーサーとは、スタッドと振れ止めを固定する金具で間仕切壁下地に中空層を設けるための金具です。遮音性能が求められる壁で使用されています。石膏ボードを貼るときに開閉しない役目も果たします。

     

     

     

    天井のLGS(軽量鉄骨)工事に使用する部材について

     

     

    ナット

    吊りボルトに取り付け高さ調整をしたりハンガーを固定するために使用します。

     

    ハンガー

    吊りボルトの末端に取り付けて、野縁受けを固定できるようにする金物のことです。

     

    野縁受け

    ハンガーに固定しシングル野縁、ダブル野縁を固定するための部材です。形がCの形をしていることから「Cチャン」と言われたりします。

     

    野縁受けジョイント

    長さが足りないときに野縁受け同士をジョイントして長い距離を施工するための部材です。

    野縁受け自体の長さが45mほどありますが、廊下や大広間などは一辺の長さが10m以上あることもよくあります。

     

    シングルクリップ、ダブルクリップ

    野縁受けとシングル野縁、ダブル野縁を固定するために必要な金物です。

    手で曲げられるくらい柔らかいタイプと、ボルトで締め付ける硬い緊結性能が高いクリップがあります。

    前者は内装で使用されることが多く、後者は外部の天井に使用されることが多いです。

     

    シングル野縁、ダブル野縁

    野縁受けとクリップを使用して固定する長尺の部材。

    断面がMの形をしているので「Mバー」と呼ばれます。野縁同士の間隔は255mm300mmですが、耐震性や耐風圧によってピッチが変動します。

    外部からの影響が少ないところはピッチが広く、外部の影響を多く受けそうなところほどピッチが短くなります。

    天井の施工をするときは、基本的にシングル野縁とダブル野縁の両方を使用します。基本はシングルを使用し、天井ボード同士のジョイント部分にはダブル野縁を使用します。

    まとめ

    LGS(軽量鉄骨)工事は、軽くて丈夫な鉄骨を使い、住宅やオフィス、店舗などの壁や天井の下地をしっかりと作る工法です。

    施工はスピーディーで耐震性や耐火性にも優れているため、長く安心して暮らせる空間づくりが可能です。

    木材のような変形や収縮が少ないため、設計図通りに美しく仕上がり、完成後も安定した品質を保てます。

    当社では、熟練の技術を持つスタッフが細部まで丁寧に施工し、建物の形状や設計に合わせて正確に仕上げています。

    新築・改修を問わず、安心してご依頼いただけますので、お気軽にご相談ください。

    埼玉の床工事は床工事専門の株式会社ミヤガワへ

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